商品のラベルシールのサイズには、主な制限はありません。不自然に大きかったり小さかったりしなければあとは印刷業者の規定に沿ってラベルシールを作成すると良いでしょう。印刷会社のホームページ内にあるよくある質問というページに大抵は載っていますので、サイズを決めるときの参考にしましょう。業務用ラベルシールでは、サイズが小さすぎる場合には屋内用シールで発注するとより多くの紙質や形状を選択できます。
テクニカルガイドも参考にする
実際にデザインを入稿する際にはイラスト専用ソフトを使用することになりますので、そちらの指定も守ってください。デザインラベルシールでしたら通常1枚の台紙に複数枚のラベルシールが貼ってある形式になります。また、ラベルシールギリギリにデザインするのではなく、塗り足し分として2mm以上大きく作成してください。塗り足し部分を作らずに発注するとカットが1ミリずれただけでも下地が見えるようになってしまいます。大判で一枚づつラベルシールを発注する場合にはこの塗り足し部分は10mm必要になります。
塗り足し部分だけでなくカットするライントラベルシールのデザインとの間に余白を作ることも忘れてはいけません。通常の印刷ですと2mm、大判で印刷する場合には10mmの余白が必要となります。
デザインも丸や四角以外の指定もできますがデザインに沿って切り取り線を付ける場合複雑すぎる形状だと別料金が発生する点にも注意してください。また、大判で注文する場合は自由デザインですと追加料金が発生することが多いです。
バーコードのサイズには規格があります
ここで気をつけたいのは成分表示や表に貼るラベルシールには商業的な企画はありませんが、バーコードを作成するときには明確な規格に従わなければいけない点です。
まずバーコードの標準規格であるJANコードですが、標準サイズとして横37.29mm、縦22.86mmとなっており、数字を入れる場合には縦が25.93mmになります。バーコードの黒線と白線にはそれぞれ広く取ってあるワイドと狭く取ってあるナロウとがありますが、その割合も1対3と定められています。また、バーコードの左右にはクワイエットゾーンと呼ばれる余白を取らないと読み取ることができません。このクワイエットゾーンはそれぞれ細い縦線の10倍が目安となります。現在では印刷機やバーコードリーダーの性能が向上していますので、基準サイズの0.8倍から2.0倍のサイズまで読み込みが可能となっています。